シンプルに生きる 技術論と考え方

無理って何だろう?管理者・監督者に必要な15個の能力!

「もう無理ぃぃぃ~」 こんなフレーズをよく聞きます。

特に最近では「無理」という意味が広義に使用され、単に「出来ない」も無理と表現される事がしばしばあります。

代替テキスト

 

ところで、無理とは・・・、広辞苑を引くと,むり(無理)とは、
1.道理のないこと。理由のたたないこと。
2.強いて行うこと。
3.行いにくいこと。するのに困難なこと。

とあります。

「無理が通れば道理が引っ込む」とは、無理な事が世に行われれば道理にかなった事は行われなくなる、と辞書に書いてあります。

 

つまり、ムリとは目的>手段の関係になると言えます。

現場ではつぎのようなムリがある事になるでしょう。
1.品質のムリ→現在の加工方法、設備機械でほ要求品質を造ることができない。
2.納期のムリ→現在の工程能力では、この納期は守れない。
3.作業のムリ→体が疲れる。

 

機械、設備、治工具の故障が多いのは、それ自体にムリをさせているからです。

→メンテしましょう。

 

だったら、目的>手段を目的=手段にしてしまえば良いですね!

これを行うには、管理・監督者の役割が大きいのは勿論、経営者の役割はさらに大きいと思います。

 

 

 

管理・監督者


「知るということは,我執をなくすことだ。自分のまちがいに気がついたならば、たちどころにあらためるだけの勇気がなくてはならない」(論語)

原文は「学則不固、過則勿憚改」(学べバ固ナラズ、過チテハ改ムルニハバカルコトナカレ)です。

 

管理・監督者にとってもっとも大切な心がまえは、我執をなくすことです。

「自分」の意見や立場だけにしがみつき、それを唯一絶対化すると、必ず人は狭小になり形式主義とか公式主義に陥るものです。

 

「自分」にとらわれない時、そこからはじめて知るということが始まるわけである。

 

私達は生まれて何年経っても、知らない事や出来ない事の方が多いのですから、心構えとしては、いつでも「小学校1年生」の気持ちを持って生活した方が良いでしょう。

randoseru

 

どんなに歳を重ねても、「第一歩」からやり直す気持ちを常に失わない・・・。

それが最上の知恵に私達を導くのだと思います。

 

 

 

管理・監督者に要求される15の能力


1.社内外の変化を読み取り、重要なものを識別する能力

乱気流といわれているほど変化の激しい今日、自分で考えたり、努力したりしないで、他人まかせで無責任になってはいませんか?

 

 

2.いろいろな情報・問題を関連づけて構造的につかむ能力

マネジメントはクリエイティブな仕事であって、その中には創造の余地が無限にあります。

情報を収集し、問題を整理して、知恵を絞り進歩を競いあって、革新をいとわない姿勢が根幹になければなりません。そのためにも、自己啓発が必要です。

 

 

3.自分の職場、部下の仕事の状況をしっかりとつかむ能力

管理・監督者とは、部下を使い、組織を通じて、目標、方針の達成を図る。

目標を形成し、その目標を達成するために、リーダー・シップを発揮する人です。そのためには厳しい自己管理が必要になります。

 

 

4.いくつかある問題の中から核となる問題をつかみ出す能力

問題発見能力が必要です。

目的意識をもって職場を見ることが必要になります。

 

 

5.問題解決のために創造的で、しかも効率的な方策を打ち出す力

知恵は無限です。絞り出しましょう。

絞れば絞るほど、創造能力も無限に沸いてきます。

 

 

6.構想力

あるべき姿とは、目的や目標の事を指す事が多いですよね。

そのあるべき姿を、具体的に、ビジュアルに実感しやすい形に描けることが必要です。

 

 

7.相手の内容を正確に把握し、同時に自分の意見を相手に伝える能力

リーダー・シップは、「ある状況の中で行使され、しかもコミュニケーション過程を通じて特定の目標達成に向けられた対人関係の影響力」の事になります。

管理・監督者とは、部下を通じて目標を達成する人ですから、

「人を動かす力」

「相手に与える影響力」が必要です。

現場の第一線に立つ監督者の言動によって、品質、納期、原価、安全が決まります。

○○生産方式も、自働化も、改善の進行も、全て先頭に立つ船頭に左右されます。

 

 

8.相手の気持ち、心情をつかみ、同時にそれに応える力

自説に反する意見に寛容である必要があります。

部下の意見は よく耳を傾け、発言を抑えるようなことがあってはいけません。

自分の過去の経験のみに拘って、それを押しつけ、何でも知ったかぶりをし、逆に部下の反感を買ってしまうことがあっては良い管理者・監督者とはいえません。

そのためには,批判を喜んで受け入れ、とくに同僚や部下の意見をよく聞かなければならないのです。

 

 

9.対面状況で相手を動かす能力

管理・監督者は経営者の方針をはっきりと胸に刻みつけたうえで、自分の職務を熱意をもってやりとげて行かなければ、職場の人間関係を良好に維持することは難しいでしょう。

部下を説得する能力とリーダーとしてのコミュニケーショソ能力が要求されます。

 

 

10.職場集団を全体として動かす能力

自分に付いて来る部下に、誇りをもって手本となるよう自分を磨きあげる覚悟が必要です。

決めたことは部下に守らせる。皆で話し合う。命令で動かすのはやめる。

 

 

11.職場、上位者グループを動かす能力

他職場からの勧告や意見に素直に耳を傾けることが重要です。

上長や同僚および部下からの勧告がたんさく集まるようにしておくことが必要です。

人間はとかく自惚れが強いものですが、自分は万能ではないということを自覚しなければなりません。

 

 

12.職場集団の中での価値観についてつかむ能力

素直に新しい考え方を受け入れ、試してみることができていますか?

また通用しなくなった考え方を捨て去ることができますか?

急速に変化していく時代の本質を見極め、将来を的確に見通していくためには、柔軟にして弾力性のある自由な発想と、心に余裕をもった判断が必要です。

 

 

13.自分の部下を人間的に引きつける能力

あなたは部下が後について来るような人間ですか?

もしそうでなかったら、管理・監督者の役目に成功する事は困難な道になるでしょう。

人間関係を定義づけることは難しいが、成功している管理・監督者は、皆、部下を引きつける磁力をもっています。

 

 

14.対策をとった時、考えられる案・方策の中から最善策を選択できる能力

あなたは改善のプロフェッショナルでなくとも良いですが、選択のプロでなくてはなりません。

PDCAで必要なのは、「何をやり」、「何をやらないか」、です。

 

 

15.計画外の事態に対して柔軟に変更を加え実行していく力

生産管理板には、計画外のトラブルが刻々と記入されていきます。

早目早目に手を打ち柔軟に改善していく臨機応変さが現場には必要です。

短期集中で行くか、ねばり強く行くか、

どちらにしても船頭の指示によって、着実に実行していかなければならないのです。

 

 

 

まとめ


ちょっと15個の能力というと、数が多いように感じますよね。

ですが、よく読んで頂けると分かるように、言いたい事はそんなに多くありません。

 

1つの能力を上げていくのに、総合的に必要な能力になるからです。

頑張りましょう。

 

 

 

 


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