企業・起業活動のアドバイス

見えない問題の4つの解決方法!その①目標設定

今の時代は非常に流れが速く、見えない問題が山積している状態です。

このように前例のない時代で、いち速く、正しく、効率的に問題を把握し、先送り、ごまかし、見逃しを犯さないように最良の行動を生み出す方法の一つを、紹介します。

 

変化が激しい時代には、

「変化が事業機会を与えてくれる」とか

「機会をとらえて迅速に行動しないと生き残れない」

と古来何度となくいわれますが、具体的に、どうのようにしたらいいのか?

わからないというのが実際のところでしょう。

 

本屋に行くと、システム型思考法や各種メソッドといった、How To 本やノウハウ集が数多く存在します。

確かに、そのような困ったときに戻るべき原点、落ち着いて取るべき手順を提供してくれる事もあるでしょう。

 

ですが、古来より人間が行う事なのですから、そんなに画期的なノウハウやメソッド等が有るはずが無い、というのが私の意見です。

人間が行動することなのですから、これまでの時代の人々も似たような事で悩んできたはずです。

 

という事は、何も特殊な事ではなく、古来から言われているシンプルな事を、今の時代に合うように実践していけば良いのです。

 

大きく分けて以下の4つがスタンダードかな、と思います。

1.目標設定 (Objective Analysis)
2.情報分析 (Information Analysis)
3.意思決定 (Decision Analysis)
4.目標達成 (Result Analysis)

それでは、今回は目標設定についてお話します。

 

 

目標設定


まず最初のプロセスは、現状を分析して、どうしたいのか(目標)を仮説の形でとりあえず定義し、検証すべき課題を生成する事です。

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これには更に4つの内容に分かれます。

 

 

 

● 現状を認識する


関係者の意見や意思を元に関心事(気になっていること、注意を払っていること)を列挙することから始めましょう。

情報が無ければ、何も始まりません。

 

その際に、次の3つの視点で関心事を総括するようにすると良いでしょう。

1.いま(あらゆる視点から現状に関する事実(原因と動向を含む))
2.しかし(不満、あるいは、期待や理想とのギャップ(問題))
3.だから(どうなる、どうしたい、将来に対する期待、心配)

 

いま、何がおきているのか? または何が起きようとしているのか?

しかし、どういう状況なのか? しかし、何が問題になっているのか?

だから、どうするべきか? 何から着手すべきか? どうしたいか?

 

こんな感じで、たくさん書き出すと良いと思います。

 

 

● 問題を明確にする


現状を認識した後、問題を明確化して、「それが問題であること」を関係者間で合意する必要があります。

問題とは、目標と現状の差異や、計画と実績の差異であり、それを明確に定義し、その問題の真の原因を追求しておく事が重要です。

 

個人的な問題でも同じです。

「あの人は裕福なのに、私は貧乏だから、私って不幸だわ・・・(期待や理想と現実のギャップ)」

 

「私はこんなにしてしてあげたのに、お返しをしないなんて非常識だわ!(正義・期待に対する不満)」

 

このように、自分なりの正義や期待、自分が持っている理想とのギャップが、問題として現れる事が殆どです。

可能であれば、各々の原因の重要度もおさえておくと良いでしょう。

 

 

● 目標仮説を生成する


問題に対する願わしい水準の目標仮説を定義します。

 

その際、以下の3要素を考慮して目標仮説を作成し、できるだけ数値化するようにすると良いでしょう。

 

1.魅力度 (収益性、成長性などの満足性)

それが達成できたら、どんなに素晴らしいか。

2.必然度 (必然性、必要性)

それを達成することの必要性は。なぜ達成しなければならないか。

3.可能度 (実現性)

現在の実現性は。どのレベルまで小目標をクリアすれば実現可能か。

 

あらゆる視点から検討するためには、書き出す事が有効だと思います。形式は何でもいいです。

表にしても良いし、マインドマップのように図化しても良いと思います。

 

表の場合は
行見出し=「問題にしたい項目」

列見出し=「問題に影響を与える項目」を置くと良いでしょう。

それによって相互間の関連分析を進めることで、相乗効果をともなって複合的アイデアを生み出します。

 

 

そして、最終的に目標仮説をステートメント化(文章化)して完成させましょう。

 

たとえば、以下のような目標仮説を設定する感じです。

「A社にない機能を搭載した新型マシンを市場に投入して、2年以内にシェアを現在の45%から70%以上に引き上げたい。」

 

個人的な問題の場合は

「3年以内に、現状の1/2の労働時間で、2倍の年収を得る。」

 

 

 

● 目標仮説から課題を生成する


目標仮説の実現のために必要な課題を明確化していきます。

目標仮説ステートメントを文節単位に分解して課題を生成していくのです。

 

先ほど書いた目標仮説が、大き過ぎたり抽象的過ぎたりした場合は、サブの課題として生成する事を心掛けましょう。

折角頭から捻り出した目標ですから、消してしまうのは勿体ないです。

消さずにサブの目標を設定して、何れは大目標に到達できるようにすれば良いのです。

 

先ほどの例でいうと

「3年以内に、現状の1/2の労働時間で、2倍の年収を得る。」

でしたので、文章を分解して「重要度」で絞り込みます。

重要度は、Must/Need/Want/で分けると良いです。

「緊急度」が有る場合は、緊急度も入れておきましょう。

 

「3年以内に」

これは、Mustでしょうか、Needでしょうか、Wantでしょうか?

3年以内である必要性は、個人で違います。子供が学校に上がる前までに何とかしたい、のかもしれませんし、漠然と3年以上にしただけで、5年以内でも良いのかもしれません。

 

次に「現状の1/2の労働時間で」を絞ります。

今現在、鬼のように働いている人は、1/2でも普通のレベルのことを言っているのかもしれません。→おそらくMustレベル

今現在、普通の労働時間である人は、ちょっと楽にしたいだけかも。→おそらくWantレベル

 

このように先に挙げた目標仮説を、文章毎に絞り込んでいき、より具体的な目標にしていきます。

 

 

次回予告


如何でしたでしょうか?

目標を設定するだけでも、結構大変ですよね。

 

次回は「情報分析」についてお話しします。

 

 

 

 

 


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