手段と目的をはき違えるな！

目的と手段をはき違えている事って、よくあります。

普段、私はこの点においては非常に注意してビジネスを行っております。

というのも、結構集中して意識していないと目的と手段をはき違えてしまう事が未だにあるからです。

ビジネスを行う事

ビジネスを行う事は、目的ではありません。

自分の生活を豊かにする。

自己実現を表現する。

為の「手段」です。

経営者であれば誰もが一度は有ると思いますが、ビジネスそのものが「目的」となってしまう事があります。

先日頂いたメールですが

「私は家族もプライベートも犠牲にしてビジネスに取り組むつもりです！どうか私のビジネスが成功する為のアドバイスを頂けないでしょうか？」

このようなメール相談が来ました。

お電話で色々とお話をして、最終的には、この方のご依頼をお断りさせて頂きました。

私はコンサルタントですが、何でもかんでもご依頼を受ける事はしておりません。

コンサルを受けるにあたって、何点かの確認をさせて頂き、お互いにwin-winでご支援出来る方のみ、コンサルティングをさせて頂いております。

ビジネスを成功させる「目的」は

自分と自分の家族を豊かにする為に行うものだと、私は信じています。

それを犠牲にしてまで成功したい！というのは、もはや狂っていると思います。

これが覚悟の話しなら、お受けしたかもしれませんが、話しを聞いてみると明らかに

「自分の欲求を満たす為だけ」

にフォーカスしているようでした。

確かに自分の欲求を満たす事は重要です。それは否定しません。

自分が満たされていないのに、人の事ばかり行うのは続きませんし、偽善になりやすいからです。

今一度、自分が行っている行為が、「目的」を達成する為の行動か

それとも、手段そのものが目的となっていないか、を再確認してみましょう。

目的を達成する為の「手段」としての行為なら、ある程度の割り切りも重要です。

特にビジネスを行う上では。

ビジネスそのものは、目的の為の「手段」です。

その「手段」に、あまり拘りを持ちすぎるのは如何なものでしょうか！？

『いや、オレはそういう事までして成功したくない！』

『成功する事が全てじゃ無い！』

こんな事を言う人が居ます。

でも、こんな事は成功してから言うべき事です。

成功もしていないのに『～じゃない！』というのは、ただ格好つけているか、ひがみだと思います。

昔、福山雅治さんがTV番組でお話していました。

『売れる事が全てじゃ無い、と言う人が居るけれども、俺は売れなきゃダメだと思う。売れて、色々な経験をして、その上で「売れる事が全てじゃ無い」というのは有ると思うけど、売れる前からそれを言ってしまったらダメだと思う。』

と、こんな感じの事を言っておられました。

私もそう思います。

だから、まず成功する事にフォーカスしましょう！

そして成功してから「成功する事が全てじゃ無いよ」と言えるようにしましょう。

その為にも、目的と手段をはき違えないようにしましょう。