誰もが1日のうち、非常に多くのコミュニケーションを取っている事と思います。
ですが、話し手によって
「いや~、おもしろい話だったなぁ」
となるのか
「はっ!こ、これは!!ぜんぜんおもしろくねぇぇぇ」
となるのか
大きな差が出来る事と思います。
この違いは、いったい何なのでしょうか!?
「わ、私は話しベタだから・・・」
「場が盛り下がるから・・・」
こんな風に諦めている人も多いかもしれません。
もちろん、ただのおしゃべりであれば、ソコまで気にして話す必要はありません。
ご近所のママ達の談笑や、いわゆる世間話は、話す事で日々のストレスを発散する事が目的ですので、話自体には意味が無くても良いのです。
ですが、仕事で使うコミュニケーションは、目的があってするものです。
その多くは商品やサービスを購入してもらうなどの意図があってするものでしょう。
私たちは数学や物理、英語などの勉強はしてきました。
しかし、これほど日常で使用する「コミュニケーション術」については勉強した事がほとんどありません。
『未来へ引き継ぐ学校』の定例授業では、このような授業も行っています。
仕事の場合、モノ作りやサービスマニュアルなど、定型として決まっているものは学んでいます。
OJT等が、その代表例でしょう。
しかしソレはコミュニケーション術とは違います。
コミュニケーション術を高めれば、仕事だけではなく日常生活のあらゆる場面で
・満足感を得られたり
・承認欲求が満たされたり
・人間関係が円滑になったり
生活を豊かにする為に必須のスキルと言っても過言ではありません。
しかも、おもしろくもない話をおもしろく話す方法は
なんと!「技術」なんです。
そういうテクニックがあって、それさえ覚えれば
誰でも簡単に話はおもしろく出来るのです。
今回は、その一部を紹介しますので、特にセミナー等で講演する機会のある人は
是非、最後まで読んでいって下さい。
目次
ツマラナイ話を研究してみよう!
まずツマラナイ話とは、どういう話でしょうか?
例えばこんな話です。
「昨日、コンビニに行きました。そこでパンとコーヒーを買いました。そしてソレを持ってレジに…」
ただの状況説明です。
コレを聞いた人は
「え?それで話の本質は何なの?」
「で、結局何が言いたいの?」
となります。
他にもこんな例があります。
「仕事で大事なことは、マインドだ!だからマインドを上げる必要がある。」
「そのマインドを養う上で最も重要な事は○○だ!」
「その○○を得る為に、更に重要になるのが△△だ!」
「という事は、△△をする為に☓☓を学ぶ必要がある!」
「☓☓を学ぶ為には、**を行うと良い!!!」
コレを聞いた人は、「重要」なポイントが多すぎるので「中身」が入ってきません。
このように、自分本位で話をした場合のほとんどは、相手の理解を得る事は無くなります。
話の長短(長い場合)
話の長短も重要です。
コレがうまくできていないと、伝わらないからです。
ずーっと、長い文章を話されても伝わりません。
例えばこうです。
「私ね、昨日あそこに行ってきたのよ、ほら!先日できた○○市にある、新しいショッピングモールよ!あそこに行くにはね、まず△△線の快速電車にのってね、そこから…」
「そしてショッピングモールに着いたらね、まず行って欲しいのが**なのよ。その**ってお店はね、まず品揃えが豊富なのが素晴らしくて、店員さんも優しくて、お店の雰囲気も良くて、安くて良いモノが多くて、商品の陳列も綺麗で、値札も見やすくて、商品が探しやすくて、ポイントカードもあって、商品の包装も綺麗で、…etc、とにかくスゴく良いのよぉ。」
全体の話の構成も大事なのですが、何よりも1つ1つの文章が長い構成で話をした場合、非常に聞き取りにくくなります。
話が長いので、聞いている方は内容が入ってこないばかりか、飽きてしまいます。
皆さんも会社でコレに似た経験をした事があるでしょう。
特に上司のお説教が、その典型的なパターンです。
上司はここぞとばかりに、「普段から言っておきたかった事」をとにかくたくさん話そうとします。
コレは実は逆効果なのです。
話の長短(短い場合)
それでは逆に短い話の場合はどうでしょうか?
先ほどの話のパターンでみてみましょう。
「私は昨日、ショッピングモールに行きました。」
「○○市に新しくできたモールです。」
「そこに行くには電車で行きます。」
「△△線の快速電車が良いでしょう。」
「ショッピングモールには**というお店があります。」
「品揃えが豊富です。」
「店員さんもやさしいです。」
「お店の雰囲気も良いです。」
「商品は比較的安いです。」
「商品の陳列は綺麗です。」
「商品は探しやすいです。」…etc
どうでしょうか?
何か機械的に聞こえる気がするでしょうか。
逆に幼稚な感じがするかもしれません。
どちらにしても「話」としておもしろくはありません。
極端な例でしたが、このように話の長短は長すぎても短すぎても伝わらないのです。
では、どうするのが良いか?
身も蓋もないですが
「長すぎず短すぎず」です。
でもポイントがあります。
「長くすべき箇所と短くすべき箇所」があるのです。
話の構成(オープニング)
話の長短を上手く使うには、やはり話の構成が重要です。
この「話の構成が上手いか下手か」で、話自体のおもしろさは変わります。
ココでは基本的な構成をまず覚えましょう。
話全体の構成は
①オープニング
②主体(内容)
③クロージング
です。
このブログ記事では、オープニングについて解説します。
※②③も学びたい!という人は、未来へ引き継ぐ学校への入学検討を宜しくお願いします。
【オープニング】
オープニングは、話の序章になります。
つまり、楽曲であれば「イントロ」、漫才であれば「つかみ」の部分です。
このオープニングが、既にツマラナイと聴き手は、アナタの話を聞きません。
聴き手は、この時は未だ「受け身」だからです。
受動的や非積極的と言い換えても良いかもしれません。
この状態である聴き手を
「是非、聴きたい!」
に変える必要が有る部分です。
つまり受動的→能動的に、非積極的→積極的に変えるのです。
ですから、オープニングでは
聴いた方がメリットがあるよ!
とか
聴かないと損するよ!
という「餌」を見せる必要があります。
この餌に喰いつかせられなければ、アナタの話は聞かれない(または聞いても次の行動に繋がらない)のです。
コミュニケーションが下手な人の多くは、まずこの部分で失敗します。
話したい事から話してしまうのです。
そうではなく相手が聞きたい事を話さなければ意味が無いのです。
想像して下さい。
お坊さんが話していたと仮定しましょう。
次のAとBのパターンのどちらが、「もっと聞きたい」になるでしょうか?
Aパターン
「え~、今日は**宗における葬儀のお話をします。」
「葬儀については、まず知っておいて欲しい○○個の事がございます。」
「そして葬儀後から四十九日法要までの間、△△の事を☓☓日までに準備して頂きます。」
「これは宗派によって多少異なるのですが、我が**宗では・・・」」
Bパターン
「え~、今日は葬儀から四十九日法要までに、コレを知っておくと慌てなくて済む方法をお話します。」
「誰もが葬儀について詳しいはずがありません。」
「しかも宗派によっても多少異なる事があるので、誰もが慌ててしまうのです。」
「しかし○○個の事さえ知っていれば、初めての経験でも慌てなくて済むのです。」
「そして、△△の事を☓☓日までに準備しておけば、葬儀後から四十九日法要まで通用します。」
いかがですか?
どちらも内容としては同じです。
**宗の決まり
○○個の事
△△の事
☓☓日までに準備
この事を伝えているのは変わりが無いのです。
しかし聞いた(読んだ)印象は、大きく違うはずです。
このように同じ内容であっても、構成によって印象が大きく変わる事にビックリした事と思います。
まとめ
このように「コミュニケーション術」は「技術」なのです。
学んで使えるようにすれば、これほど役に立つ技術はありません。
だって、ほとんどの人が「コミュニケーション術」なんて学んでいないからです。
「あの人の話はいつもおもしろいなぁ!」
「つい、あの人に会って話がしたくなるよね!」
と言われる人になってみたくはありませんか!?
全部説明したいのですが、あまりにも長文になってしまい、本1冊分くらいの記事になってしまう恐れもあるので、今回はその一部をご紹介しました。
意外と奥が深いと思いませんか!?
ですが、冒頭でも記述したとおり、これは「技術」なのです。
誰でも身につける事が出来ます。
しかも身につけた後は、他の人とは大きな差が付く技術です。
一緒に学びませんか!?
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