もしも赤ずきんちゃんが大門未知子だったら・・・

 
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2016年、ある村の崩壊は留まるところを知らず、命のやり取りをする「おばあちゃんへのお使い」は迷走を極めていた。

 

有名お使い業者がブランド力の強化に奔走し、一方、高いスキルを持つ宅配員は高額な金で海外に流出。

 

お使い業界はさらなるグローバルな弱肉強食の時代に突入した。

そんな中、どこの組織にも属さないフリーランス、すなわち一匹狼のお使いマスターが現れた。

 

たとえばこの女。群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、赤い頭巾と叩き上げのスキルだけが彼女の武器だ。

 

お使いマスター・赤ずきんちゃん、またの名をお使いマスターX。

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ある日の事、お母さんはマスターXを呼んで言いました。

「未知子や、おばあさんがご病気になってしまったのよ。おばあさんはお前をとっても可愛がってくださったのだから、お見舞いに行ってあげなさい。きっと、喜んでくださるから」

 

未知子は、フンっと鼻で返事をすると

「致しません!お母さん」

と言い切った。

 

「それじゃあ、このケーキと、上等なブドウ酒を一本持ってお行き」

さすが未知子の母である。まったく未知子の返事を聞いていない。

 

「いいですか、途中で道草をしてはいけませんよ。それから、オオカミに用心するのですよ。オオカミはどんな悪い事をするかわからないから、話しかけられても知らん顔しているのですよ」

 

「私、失敗しないので!」

未知子は、ブドウ酒とケーキの入った袋を持つと、

「カンファレンスにいってきまーす!」

 

と、言って、出かけて行きました。

その様子を見て母は微笑んだ。

 

 


おばあさんの家は、ここから歩いて三十分ぐらいかかる森の中にあった。

その日はとても天気のよい日で、未知子は両手をポケットに入れ、胸を張り、少し速足で「カッ、カッ」と歩いた。

 

森の大きな曲がり角を曲がると、左手の方からオオカミが群れで現れた。

その群れの様子は、さながら大名行列のようだ。

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「おい!我々の前を歩くんじゃないよ。マスターX!」

先頭を歩くオオカミが話しかけた。

 

未知子は無視して歩いてゆく。

「未知子さん、今からどこへ行くんですか? たった一人で」

「おばあさんのお家よ。おばあさんが病気だから、診察しに行くのよ。」

オオカミはニヤリとした。

 

未知子と別れた先頭のオオカミは、そのまま真っ直ぐおばあさんの家へ行き、パクリとおばあさんを丸飲みにしてしまいました。

 

それからオオカミは、おばあさんの着物を着て、おばあさんのずきんをかぶり、ベッドの中へ潜り込みました。

 

 


おばあさんの家に行ってみると入り口の戸が開いていた。

未知子は不思議に思った。

「こういう展開は・・・毎回、オペになるパターンだわ。わりに早い段階でオペシーンが入る場合は、私が執刀医じゃない場合が多いもの。そのパターンの時は、オペ後に何か問題が見つかって・・・」

 

未知子は、そう言いながら―――と言っても問題を見つけるのは私だけど―――と笑った。

未知子が家の中へ入ると、いつもと違った、変な匂いがする様な気がした。

 

「こんにちは、おばあさん。おかげんは如何ですかぁ」

未知子は大きな声で挨拶したが、何の返事もありません。

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未知子は、ベッドに近づいた。

(あら、おばあさんの様子が変。病気でこんなになってしまったのかしら?)

 

未知子は尋ねた。

「おばあさん、おばあさんの耳は、ずいぶんと大きいのね」

すると、おばあさんに化けたオオカミが言いました。

「そうとも、お前の言う事が、よく聞こえる様にね」

「それに目が大きくて、光っている。何だか怖いわ」

「怖がる事はないよ。可愛いお前を、よく見る為だから」

「それに、おばあさんの手の大きいこと。おばあさんの手は、こんなに大きかったかしら?」

「そうだよ。大きくなくては、お前を抱いてあげる事が出来ないもの」

「それから何と言っても、その大きなお口。おばあさんのお口があんまり大きいので、びっくりしちゃったわ」

「そうとも。大きくなくては、お前を・・・」

「・・・お前を?」

「食べられないからさ!」

 

オオカミは、お腹が大きくなっていたためた俊敏な動きができません。

逆に未知子が

「お肉ぅ~、そのオペ、私に切らせて!」

と、オオカミのお腹を巧みなメス捌きでジョキジョキと切り始めました。

 

もちろん、いつの間にか麻酔はOKである。

すると、やたら大きな腫瘍が出てきた。

 

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「よっこらしょ。やれやれ、ひどい目に会ったよ」

なんと、おばあさんだ。

おばあさんは寝たきりで動けなかったはずだが、オオカミに食べられたショックなのか、この世の神秘なのか、はたまたプロデューサーの都合なのか、病気はどこかへ吹き飛んでしまったようだ。

 

元気になったおばあさんは、未知子に言った。

「英雄本色(男たちの挽歌)のマーク(チョウ・ユンファ)も、足を撃たれた後遺症で、いつも足を引き摺って歩いていたんだけどね・・・最後の銃撃シーンでは、全力で走れるものなんだよ。」

 

未知子には何の事だか分からなかったが、まぁそういう事もこの業界にはあるのだろうと思った。

「未知子や、庭にある石をたくさん持って来ておくれ。この悪いオオカミを、こらしめてやらないとね」

 

未知子がたくさんの石を持ってくると、おばあさんは石をオオカミのお腹に詰め込んで、お腹を針と糸で縫い合わせました。

 

 


麻酔が切れた後、やっと目を覚ましたオオカミは喉が渇いて近くの川に行きました。

 

「ああ、お腹が重い。少し食べ過ぎたかな?」

オオカミが川の水を飲もうとしたとたん、お腹の石の重さにバランスを崩して、オオカミはそのまま川にドボンと落ちてしまいました。

 

その様子を、森の木の陰から鋭い眼差しで見ている影があった。

おばあさんだ!

 

おばあさんは呟いた

「お前が私以外の誰を食おうが食うまいが、または食った事実について私は興味を持っていない、何かを言う権利もないがね・・・。私に牙をむいたことは許せないねぇ。」

その目はオオカミよりも恐ろしく、まさに悪魔(デーモン)の目であった。

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おしまい

 

 

 


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