アナタは部下との別れ際に、どんな一言をかけているでしょうか?
例えば会社や部署での飲み会の別れ際。
仕事が終わった際の帰り際に、どんな言葉を部下に声かけしているでしょうか?
実は…、相手の心に深く自分を印象付けるのに、最も重要な一言、タイミングこそ「別れ際の一言」なのです。
この「別れ際の一言」を上手く活用すれば、相手により良い印象を残す事ができます。
逆に、上手く活用できない・下手であった場合は、相手に悪い印象を与えてしまうのです。
目次
何が人を動かすのか?
人は感情的な動物ですので、損得勘定や論理だけでは動きません。
では、何が必要なのか?というと「情理」です。
情理とは、「人情と道理」、「物事の道筋」等といった意味です。
つまり、
『人間らしい感情で、当事者の気持ちをよく汲み取り、それと同時に道理に適うようにする事』
という事です。
コレが無いと人は(部下は)動きません。
論理的である必要や、損得勘定も必要になる場面はありますが、「情理」に軸を置く事が重要です。
経営者や上司であるアナタには、特にこのバランスが重要である、という事になります。
部下のモチベーションを上げ、良い結果や成果が出るように誘導するには何をすれば良いのか?
そんな人間関係能力を作る為に、私が心掛けていた『別れ際の一言』を、4つのポイントで説明したいと思います。
動画では、この4つのポイントの一部と、必要最低限な事を述べています。
未来へ引き継ぐ学校では、この「情理」を教えています。
丁寧な別れ際の一言
相手が部下であっても、上からモノを言ってはいけません。
丁寧に接する事が大事です。
威張ったり、居丈高になったり、横柄な態度の上司は好かれているでしょうか!?
「本物の上司」と「偽物の上司」の大きな違いは、ココにあります。
前者は相手によって言い方や態度をコロコロと変えたりしません。後者はこの逆で、上にはペコペコして、下には威張り散らすものです。
ですので
「今日は本当にありがとうね!」
と、重過ぎず・軽過ぎず、丁寧に別れ際の一言を言いましょう。
褒める別れ際の一言
人は褒められれば嬉しいものです。
ちゃんと認めて貰っている感じを受けるからです。
褒め惜しみはよくありません。
といっても、大勢の前で大げさにやる必要はありません。
「褒めなくちゃ!」と意識しすぎて、必要の無い事まで褒めてはいけません。
「その場で軽く一言」位がちょうど良いのです。
廊下ですれ違う際、会議が終わった後、仕事終わりなどに一言。
「あの発言は良かったよ」
「君の仕事のおかげで良い流れができたよ」
「そのアイディア、おもしろいね。勉強になったよ」
こんな感じです。
ですが、日本人は特に褒める事に慣れていません。
そのような習慣がないからです。
褒めるのに慣れていない日本人には、「褒める技術」や「褒める為のテクニック」が必要です。
褒める事には1円もかかりませんが、部下をやる気にさせる為には大きな効果がある方法です。
上司であるアナタは忘れてしまった一言かもしれませんが、言われた部下は褒められた事をずっと覚えているものです。
そしてそれは、その部下にとって大きなモチベーションになるのです。
「あの一言があったから今まで頑張れました!」
未来に部下からそう言われる上司になりましょう。
未来へ引き継ぐ学校では、「褒める技術」を教えています。
※ベーシックコース(普通科)カリキュラム8日目
感謝の別れ際の一言
常に「ありがとう」の一言を忘れない事が重要です。
部下がいい事をした、結果を出したなら「ありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう。
心の中で、どれほど感謝していても言葉に出さなければ相手には伝わりません。
ですが、いくら感謝の言葉を口にしたところで、腹の中では有り難いと思っていないのであれば、それも話になりません。
アナタの軽薄さは、部下である相手には見透かされるからです。
部下は上司であるアナタの言動をよく見ています。
仕事が回っている事も、自分が上司で居られる事も、部下である社員が居てくれるからこそです。
それを忘れないようにしましょう。
笑顔で別れ際の一言
大笑いは必要ありませんが、微笑みを常に意識しましょう。
嬉しい、楽しい、以外の感情がすぐに表に出てしまう経営者や上司は危険です。
「今日は**さんの機嫌が良いから、この報告をしに行こう」
「今日は機嫌が悪いから、あの話はやめておこう」
こんな状態では、自分のところへ上がってくる情報は、どれも耳あたりの良い情報になってしまいます。
逆に問題であればあるほど、深刻度が増していかないと報告が上がって来なくなってしまいます。
あくまで自然な笑顔で「別れ際の一言」を言いましょう。
まとめ
別れ際の一言は、相手に強い印象を残します。
「今日は大変だったね、体に気をつけてゆっくり休んでね。お疲れさん!」
「外は寒いと思うから、帰りに風邪引かないようにな!」
別れ際の一言に「自分を気遣ってくれている言葉」を掛けられたとしたら、嬉しくないはずがありません。
このような細やかな部分に「配慮」できる上司が、部下を育てるのです。
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