起業の前後に捨てなければならない3つの事があります。
起業する前に捨てる必要がある事、起業してから捨てる必要がある事の、それぞれ3つ(合計6つ)です。
起業を考えてるアナタ、起業したばかりのアナタ、起業してからだいぶ経つけど捨てきれていないアナタ
ちゃんと捨てる事が出来ていますか?
目次
結局やるか、やらないか
捨てる必要のある事を説明する前に、どういう人が起業するかをお話します。
「よし!俺もいつかは起業して一発当てるぞぉ!」
こう思っている人は、意外に多く居ます。
比率で考えてみましょう。
いつかは起業したいと思っている人は1000人居たとします。
その中で、「よし、本当にやるぞ!」と思っている人は1000人中100人しか居ません。
本当にやる(起業)ぞ!と思って、本当にやる人は100人中10人しか居ません。
本当にやる!と思って、やった(起業した)けど、残る人は10人中1人しか居ません。
結局は、その本人の気持ちの強さ次第です。
覚悟の度合いとも言えます。
何事でもそうですが、結局やる人はやるし、やらない人はいつまで経ってもやらないのです。
「会社なんて、いつでも辞めてやる!」
このように辞める、辞めると言っている人で、本当に辞めた人を(私は)あまり見た事がありません。
禁煙も同じですよね。
タバコ止めたんだぁ!そう言っていた人が、次に会ったときにはタバコを吸っています。
よくある話です。
ちなみに私は意思が鋼のように強いので、タバコを止めるなんて1mmも考えた事がありません。
また自分に厳しいので、風邪を引こうが、喉が痛かろうが、タバコを控える事もしません。
いつも「これでもか!」と、自分の喉を鍛えております。
起業する前に捨てる3つの事
起業家になると決めたアナタは、次の3つを捨てなければなりません。
1)肩書を捨てる
2)給料を捨てる
3)信用を捨てる
一つずつ見ていきましょう。
<肩書を捨てる>
どれだけ立派な会社の管理職や役員であっても、そんなものは起業してからは通用しません。
その会社で、どんなプロジェクトを任されていたとしても、起業した後の仕事では受注に繋がる要素になりません。
もちろん経験としては生きてくるでしょう。
その意味では起業後に役に立つのですが、あくまで経験のみの話で肩書そのものは通用しません。
肩書が通用するのは転職の際です。
<給料を捨てる>
起業したら給料の保証はありません。
起業した後に分かりますが、給料という概念ではなくなります。
貯金も概念が代わります。
起業する前に給料の保証が無くなる、という覚悟は持ちましょう。
<信用を捨てる>
起業したら社会的信用は無くなります。
社会的に1年生になるので、実績がありません。
起業後の取引予定先が、大手企業であっても初年度の決算報告すらしていない状態では、信用しろという方が無茶です。
大きなローンは組めませんし、クレジットカードですら信用が無いので作れなくなる可能性が高いです。
こうした、起業した後に必要になるであろうモノについては、起業する前に揃えておきましょう。
起業した後は3つを捨てる
起業する前に捨てた3つの他に、起業してからも捨てなければならない3つの項目があります。
1)学歴・出身校を捨てる
2)勤めていた企業名を捨てる
3)生活を捨てる
これも一つずつ見ていきます。
<学歴・出身校を捨てる>
いくら立派な大学を出ていようと起業したアナタの業務には、何の関係もありません。
どこどこ大学の出身者である事が、仕事が取れる理由ではないからです。
これは逆に言うと、いい面でもあります。
中学校しか卒業していなくても、アナタが起業したその業務には、何の関係も無いという事でもあるからです。
良い学校を卒業していなくても、集客できて利益を得る方法を確立した人は、成功者になれるのです。
<勤めていた企業名を捨てる>
「いやぁ~、実はワタシ○○に以前勤めておりまして・・・」
こんな言葉を起業したばかりの経営者から聞く事がありますが、こんなもんクソの役にも立ちません。
「へぇ~」と言ってくれるのは、まだ良い方で
「知らんがな!で?」って事になるでしょう。(もちろん内心での話ですが)
起業する前に持っていた全ての肩書は捨てたはずです。
起業してからも引きずるのは良いとは言えないでしょう。
<生活を捨てる>
「実は・・・ウチの娘が今年受験でして。大学の入学金に大きなお金がかかるんですよぉ・・・」
「ウチには、病気の家内と3人の子供が居りまして・・・」
これも取引先のお客様からしたら、アナタの商品やサービスを買う理由にはなりません。
アナタが販売しようとしている商品やサービスとは、関係のない情報だからです。
転職の場合は、こうした理由も考慮してくれる良心的な企業があるでしょう。
しかしビジネスとは関係ないのですから、このような甘えを捨てなければなりません。
それでもやっぱり起業は楽しい
散々、怖じ気づくような事を言っておいて何ですが。
それでも、やっぱり起業は楽しくもあり、実にやり甲斐のあるものです。
ですが、起業してから3年は我慢も必要です。
まずは生活がキチンと成り立つようになるまで、事業を成長させ続けなければなりません。
それには少なくとも3年間は、我武者羅(ガムシャラ)に働く事になるでしょう。
私も実際、そうでした。
ですが、それを実現できてからは
「嫌な仕事は受けなくても良い」
「横柄なお客様とは付き合わなくても良い」
「苦労も人一倍だが、喜びも人一倍」
「やった分だけ利益になる」
「やった時間=お金ではない」(楽して儲けても良い)
こんな素晴らしい世界が待っています。
だからこそ、起業は楽しい、嬉しい、と言えます。
逆に、起業は辛い、苦しい、とも言えます。
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