現在は知識社会だといわれています。
そして、企業に求められている新しい人材のモデルとして、
「ナレッジワーカー(知識労働者)」が重要視されています。
知識の重要性と知識社会がやってくる事については、多くの有名な識者が述べています。
アルビン・トフラーさんは、
「知識は高貴な力の源泉であり、来るべきパワーシフトの鍵を握っている。」
社会の変革を引き起こす重要な資源として、知識を位置づけました。
ピーター・ファーディナンド・ドラッカーは、
「新しい経済においては、知識は単に伝統的生産要素としての労働、資本、土地と並ぶもう一つの資源というより、ただ一つの意味ある資源である。」
と、資本主義社会の次に知識社会の到来を予言しました。
目次
ナレッジワーカー(knowledgeworker)とは?
ナレッジワーカーが注目されたのは、最近の事です。
ナレッジワーカーという言葉を、最初に提唱したのは先に紹介したドラッカーで、1960年の著書 『新しい現実』で定義しています。
ドラッカーは、これまでの工業社会の担い手であったスキルワーカー(技能労働者またはブルーカラー)に代わる、知識により付加価値を生み出す知識社会の担い手として、ナレッジワーカーを位置付けました。
(株式会社エイチ・ピィ・ピィ・ティ様HPより)
ナレッジワーカーは、企業に対して労働を提供する労働者ではなく、知識という生産手段を活用する存在なのです。
この点が、ホワイトカラーとの大きな違いです。
ナレッジワーカーは価値、意味を重視する
従来のスキルワーカーや、ホワイトカラーが手続きやルールを遵守していたのに対して、ナレッジワーカーは価値や意味を重視する人材という事になります。
ナレッジワーカーは自律的に仕事を行う
ナレッジワーカーは与えられた仕事を処理する、という姿勢ではありません。自律的、主体的に仕事に取り組むという姿勢を持っています。
ナレッジワーカーは専門領域に対して帰属意識を持つ
ホワイトカラーとナレッジワーカーの大きな違いとして、日本ではこれまでホワイトカラーの人達を、ゼネラリストとして育成してきましたが、ナレッジワーカーはベースがスペシャリストである点があげられます。
また「専門領域を持つ」という事でのスキルワーカーとの違いとして、従来のスキルワーカーが企業に対して帰属意識を持ったのに対して、ナレッジワーカーは専門領域に対して帰属意識を持っている事があげられます。
仕事の目的、意味、価値に即して、仕事を行うという特徴があるのです。
ナレッジワーカーは創意工夫を加える
与えられた仕事をきちんとこなす事が評価になっていた、スキルワーカーやホワイトカラーは、仕事の生産性向上が求められました。
ナレッジワーカーは創意工夫を加える事により、仕事の有効性と効率性を高めるという特徴を持ちます。
最近、ホワイトカラーの生産性向上からナレッジマネジメントによる知識創造へと変化しているのは、ホワイトカラーがナレッジワーカーへと移行しつつあると言える。
ナレッジワーカーはナレッジを積極的に活用する
スキルワーカーやホワイトカラーは、ルールに基づき決められた情報を正確に処理する事が求められます。
これに対してナレッジワーカーは、定形、否定形を問わず、社内外の人的ネットワークやインターネット等を使って、利用できる情報を積極的に活用し、仕事に役立てるという特徴があります。
ナレッジワーカーとスキルワーカーの比較
スキルワーカー
1.手続き、ルールを遵守する
2.管理者の監督による職務の遂行
3.企業に対して帰属意識を持つ
4.専門分野のみに関心を持つ
5.規則や前例にしたがって仕事を行う
6.決められた与えられた役割の仕事を行う
7.決められたルールにしたがって仕事を処理する
ナレッジワーカー
1.価値、意味を重視する
2.自律的な行動を尊重する
3.専門領域に対して帰属意識を持つ
4.専門分野以外にも広い関心を持つ
5.仕事の目的、意味、価値に即して仕事をする
6.創意工夫を加えて仕事の有効性と効率性を高める
7.新しいビジネスチャンスを創造する
(大門美智子はナレッジワーカーだと思いますw)
スキルワーカーやホワイトカラーが、階層化された企業組織に属し分業化された業務を担っていたのに対し、ナレッジワーカーは個人の個性や主体性に基づいてネットワークで結びついて知を創造するという点が大きな特徴になります。
ナレッジワーカーは企業ではなく、専門領域への帰属意識が高いため、企業内にとどまらず、企業内外でコミュニティ・ネットワークを持っている事も特徴と言えるでしょう。
ですので、企業がナレッジワーカーを活かすためには、
人事や教育
評価制度
といった部分的な変革だけでなく、新しいビジネスモデルが求められます。
社内にナレッジワーカーが居るという企業は
ナレッジワーカーは単に教育、人材育成で、どうすべきか?
という観点では通用しません。
会社を辞めて、どっかに行ってしまいます。
そうではなく、企業が未来に向かって勝ち抜いていくビジネスモデルのレベルで考えて、ナレッジワーカーを活用していく必要があります。
ナレッジワーカーは企業間競争のキーマン
最近の企業を取り巻く経営環境は厳しいと思います。
大競争時代といわれるように、グローバリゼーションが進展し、企業間の競争が国の枠を越えて行われ、世界的な規模で多くのライバル企業と競争しなければならない時代です。
グローバル競争を引き起こしている要因の一つに、ITの急速な進歩があります。
企業は、競争力を維持するために、一層の効率的な経営が求められています。
付加価値の高い分野で新たなビジネスを展開する一方、企業の内部でも顧客のニーズや素材・部品調達先の供給に関しての情報収集能力や分析力を持ち、企業の販売・物流・生産プロセスにおけるコストや時間を圧縮することが重要となっています。
これを実現するために、多くの企業はITを活用した新たなビジネスモデルの構築に取り組んでいます。
たとえば、BtoB(Business to Business:企業-企業間)やBtoC(Business to Consumer:企業-消費者間)など、インターネット技術とデータベースによって新しく構築するeビジネスのモデルがあります。
その他にも、既存のビジネスの方法にインターネット販売の仕組みを組み込んだ、クリック&モルタルもあります。
さらに、顧客との関係性を高めるCRM (Customer Relationship Management)
得意先や供給先との最適なビジネスプロセスを構築するSCM(Supply Chain Management)などもあります。
もう、何が何だか複雑化しすぎてますね!
しかしこうした動きは、何れもビジネスのなかで付加価値を生み出す、バリューチェーンの再構築を狙いとしています。
結局、人が重要という事
競争優位の源泉は、製品やサービスだけでなく、ビジネスモデルやビジネスプロセスの競争へと比重が移りつつあると思います。
そして、その先にあるのが〝知識と人材の開発〃による競争優位性の獲得競争であるといわれています。
アメリカNRC (全米科学アカデミー)では、2000年に、2020年の製造業のあり方に関する調査報告書「Visionary Manufacturing Challenges for 2020」を発表しました。
この報告書では
「画期的な製品といえども4~5年もあれば、他社に模倣される。優れた生産手法や開発体制も、競合企業が本気になって追いつこうとすれば、7~8年で追いつかれる。最もキャッチアップがむずかしいのは、”人の能力や資質〃である」
ということが述べられています。
つまり、企業においては、
人間の能力こそが最も重要
ということを、あらためて指摘しているわけです。
この背景には、かつて1980年代にアメリカの多くの製造業が、リストラで大規模な人員削減を行ってきた事があげられます。
無駄を省いた組織を志向し、多くの熟練エンジニアを削減した結果、多くの企業では業務に支障をきたし、失って初めて人間の知識や能力の重要性に気がついたのです。
その結果、カットした人材を再雇用せざるを得ないケースも多かったようです。
不要とみなされていた中間管理職も、知識をコーディネートする「ナレッジワーカー」としての重要な役目を担っていた人間が多かった事も判明し、ナレッジマネジメントが注目されるようになりました。
人員が余剰になっているという企業でも、技術力、企画能力、提案能力などの専門能力を持った人材は不足しているといいます。
つまり、企業では、ロボットやITで置き換えられるスキルワーカーやホワイトカラーから…
「ナレッジワーカー」へとシフトしていく事が求められているのです。
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