今は経済的に戦国時代です。
これからの新しい時代を迎えるために、我々が身につけておかなければならないスキルは
「変化に対応する柔軟さ」なのです。
ところで・・・アナタは新興勢力ですか?
それとも旧勢力ですか?
今は経済的に混乱の極みの状態だと思います。これは世界的にです。
こうした混乱期は、さながら平安末期、戦国時代、明治維新の状況に近いと思います。
結局は新興勢力が勝つ
歴史を見れば明らかですが、歴史上これまで旧勢力が勝った試しはありません。
一度もです。
常に新興勢力が勝って、新しい時代を作ってきました。
新興勢力のリーダーとなる人物は、例えば織田信長や坂本龍馬のように、混乱期である「今」においては異端者であると言えます。
言う事、やる事が今の常識では理解されないからです。
今の常識に照らし合わせて考えれば非常識なのですが、時代が移り変わって振り返ると
「あの時代にコレを考えたのか!スゴイな」
といった新時代での常識になっている事が殆どです。
このように時代というものは、常に新興勢力が作っていきます。
しかし、その混乱期の真っ只中に居るときは、新時代の常識が普通の感覚では見えないのも、当たり前なのです。
大局を見る能力が必要
戦国時代に真田昌幸という武将がいました。
あの人気のある真田幸村の、お父ちゃんです。
真田昌幸は、それはもうスゴク頭がキレる人物です。
数々の謀略を張り巡らし、戦国の世において小さな真田家を守っていきます。
しかし彼には大局を見る能力がありませんでした。
結局最後には、旧勢力に付いちゃうんです。。。
頭がキレる事は重要です。
頭がキレる=知っている、という事だからです。
ですが、頭がキレるだけでは足りません。
行動するのは、もっと重要だからです。
この点において、真田昌幸は頭もキレて行動も出来る武将でした。
でも戦国の世を生き残れませんでした。
という事は、頭がキレて行動が出来ても、
「どこに身を置くか」
によって結果が変わってくるという事になると思います。
「あの人は、頭も良くて行動力もあるのに、いつも最後には失敗してしまう・・・」
そんな人って居ますよね。
これは運が悪い、ワケではありません。
大局を見る、つまり今後の流れを読む力が無い為に、身を置く場所を間違っているから最後には失敗してしまうのです。
若い人を見習って生きる
ゆとり世代とか、悟り世代とか、若い世代の人を一つに括って言う事がありますよね。
私は、あの言い方は好きではありません。
彼らが、その教育やその世代を選んだわけでもないのに、一括りにされて区別されるからです。
「お前、ゆとり世代だからそんな事言ってるんだろ!?」
と思われるかもしれませんね。
「えぇ、気持ちは、精神的にはゆとり世代くらい若いつもりで居ます。しかし老眼に悩むオッサンです・・・」
ゆとり世代と一括りにするのは好きではありませんが、確かに我々のような昭和世代とは違う点が多いのも確かです。
私達のようなオッサン・オバサンは、突発的な事故や病気が無い限り、必ず若い人よりも先に死にます。
先に、この世から居なくなってしまうのです。
という事は、若い世代の人が最終的に勝つ事は、すでに決定されているわけです。
私達が居なくなった後の世では、今の若い世代の感覚ですら「古い」考えになっていきます。
当たり前ですね。
ですから、私達古い世代の人間は、『常に新しい世代を見習って』 生きていかねば、どんどん生き難くなるのは必然なのです。
食うか食われるか?
よく言いますよね。
「食うか、食われるか?」
これは既に死語です。
高度成長期~成熟期に至るまでの、一つ上の世代の価値観だからです。
現在は違います。
「死ぬか、死なずに済むか?」
相手に勝つ、相手を食う、相手をやっつける、といった勝負ではないのが現在です。
今は生き残り競争です。
表面的に見て、負けたからといっても相手が勝った、とは限りません。
先の時代を見越し、
そこに辿り着くまでどのように戦略・戦術的に戦い、
どのように生き残っていくか
これが、これからの時代である成熟期~飽和期を生きていくのに必要なスキルなのです。
成長期の生き方は、弱肉強食であったでしょう。
ですが、今は弱肉強食の時代では無いのです。
変化に対する柔軟さが、生き残り競争には必要だからです。
この柔軟さ・・・「ゆとり」と言われている若い世代の方が持っていると思いませんか?
我々おっさん世代も、若い世代を見習って「変化に強い」マインドになっていかなければ
この経済的に戦国時代な時代を
その先にやってくる、新しい時代を
生き抜いて行くのが困難になるでしょう。
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