見えない問題を解決する方法・・・、その3つ目になります。
3つ目は、意思決定です。目標を設定し、その情報を分析し、いよいよ行動するための意思を決定する段階に来ました。
このプロセスでは、目標仮説と実行計画を正式に確定するプロセスになります。
年明け早々、堅苦しい話かもしれませんが、新年を勢いよくスタートし、信念を持ち進めるよう、少しお付き合いのほど宜しくお願いいたします。
目標仮説を検証する
目標仮説に対し、意思決定者の
1. 意思(キッパリとした思いや具体的な考え)
2. 意志(志=行動の源となるエネルギー)
を確認します。
特に、意思決定を行う場面では、意思の方が重視されがちですが、
実は意志の大きさに左右される事を、充分に理解しておく必要があります。
なぜなら、意思は「こうだったら良いなぁ」という、希望や欲望も含まれて行動理念が感情に左右される事があるからです。
ところが意志の場合は、「なぜ、そうしたいか?」や「なぜ自分は、それを理想状態としたか?」等の、想いや信念に直結する考えだからです。
意思だけで行動した場合、結果的に上手く行ったとしても、周りの理解や利益を損ねている可能性もあります。
リスク対策を行う
意思決定において、リスク対策が取れているか?
または、そうででないか?が、重要になる場合があります。
リスクに関しては、以下の4つのリスク(現在、将来、潜在、顕在の組み合わせ)を考えると抜けを極力無くす事ができます。
1.現在・顕在(すでに発生している問題)
いま既に問題である事、現在困っている事。
2.現在・潜在(すでに発生しているが気づいていない問題)
潜在的に問題のであるが、現在は気付いていない状態。
もしかしたら・・・のレベルでは、気付いている事もあるが、敢えて気付かないように無視しているとも言える。
3.将来・顕在(すでに発生が予測されている問題)
予測可能で、A→Bといったように、その行動を取れば起こるであろう問題。
人の欠点を指摘&馬鹿にする→その人と険悪になる。等、予測が付く問題。
4.将来・潜在(まだ発生が予測されていない問題)
潜在的に問題になる「可能性」がある問題。
予測が付いていない問題。
これらのリスクはステートメント化して、各々について以下の要素に対し検討しておく事が重要です。
1.重要度(事業への影響)
2.可能性(発生時期)
3.事前対策
4.事後対策
実のところ、このステートメント化が非常に難しいです。
何度も挑戦と失敗を繰り返し、経験で覚えていくのが実際かと思います。
ですが、「何も考えずに目標に向かってひた走る」よりは、より目標を達成しやすくする事でしょう。
計画を作成する
行動計画を作成するときには、
狙い(What)
方法(How)
の両方を、バランスよく織り込む必要があります。
焦って、無茶な行動計画を組んだとしても、小学生時代に経験した夏休みの計画表と同じになってしまいます。
あ・・・アナタは違いましたか!?
私は最終日に慌てて宿題をやるのではなく、最終日には「既に無理!」と、仏陀のように悟りを開いた表情で、実に穏やかに夏休みの最終日を過ごしていました。。。
実際に、「自分が行動できる」計画に落とし込む事が重要です。
ですので、自分と自問自答を繰り返し、計画について(自分と)合意できるまで、計画を練ってみて下さい。
計画を練っている「今」は、やる気にもなっていますし、自信もある事でしょう。
ですが、人間誰しもがテンションやモチベーションの高い状態を、長時間は維持できません。
より、現実的な計画を作る事こそが、目標を達成しやすくする近道と知りましょう!
必要に応じて、目標達成・問題解決に関わる人々に相談するのも良いでしょう。
その目標に関わる人々全ての、「意志」と「意思」が一致している事を確認してみて下さい。
まとめ
今回は少し短い記事になりましたが、実際の行動時には最も時間がかかる段階かもしれません。
それほど、これから行う行動に対する計画を作成する段階は、重要なのです。
これが「絵に描いた餅」であったり、「非現実的な計画」である場合、必ずアナタの計画は失敗に終わり、これまでにかけた時間や掲げた目標が、水泡に帰する可能性があります。
上手く行かないときや、疑問を感じた時は、何度もこの記事を読み直してみて下さい。
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